専門家によるトレーニングとコンディショニング
中学生で全中優勝を果たし、高校での期待をされるも、怪我で引退。
小学生の頃の憧れのキャプテンは、周りからの期待の押しつぶされプレッシャーに耐えきれず引退。
長期的に見て結果を残す選手を育てるには?
これは私たち、いやスポーツ界の永遠の課題です。
このような寿命が短い選手が生まれるのは、必ず環境が原因になります。では、どのような環境をつくればいいのか。
この問題にたち向かい、未来のスターを育成するのが私たち一心会龍桜道場です。
1、練習強度に合った強いフィジカルの獲得
怪我の原因の多くは、練習の強度に対しフィジカル強化が追いついていないことです。
弱い体に強い負荷の練習、慣れる前に体は壊れます。筋力の強化をしなければ、長い選手生命は得られないでしょう。
また、筋力が追いつかなければ練習で変な癖が出てきます。
一つ例を挙げてみましょう。皆様のお子さんの中に顎が上がってしまう人はいませんか?よく指導される方は多いと思います。
では、なぜ顎がでるのでしょうか。
答えは、背筋力不足です。このように剣道では、筋力不足によって招かれる動作のくせが多くあります。
他の道場では、圧倒的にフィジカルの強化が足りていないのです。そもそも、このことにきずかない指導者は多いです。きずいていても、トレーニングの指導を正しく行える指導者は少ないでしょう。
2、怪我に対する適切なコンディショニング
コンディショニングに必要な要素は二つ。競技特性に応じた予防と、競技復帰です。
競技特性とは、各種目特有の動きのことです。具体的には、剣道ならまず予防では、日頃の稽古から動作を観察して選手の怪我のリスクを分析します。
また、日々のコンディショニングで剣道の動作に応じた適切なコンディションを行います。次に、怪我からの競技復帰では、整骨院に剣道専門の先生はまずいないでしょう。定期的に通っていたら練習は休まなければいけないし、コストもかかります。
もちろん剣道のことを知らないので、こちらから説明しなければならない。
これでは根本となる原因も追求できない。これに意味はあるのでしょうか。
一心会では、適切なリカバリーと再発防止を行い競技に復帰させます。これらは、剣道技術指導者とトレーナー(剣道についてわかる医療系、もしくはトレーナー系の)の強い関わりがなくては実現しません。
私たちは選手にとって最善を目指すため、選手一人一人のカンファレンス(会議)を行い、選手の課題に寄り添います。
3、スポーツ心理学に基づく内的動機づけの支援
まず、内的動機ずけとは、報酬や評価を受けずに、自身の内側から湧き出る興味や関心、向上心などによって行動している状態のことを指します。
わかりやすい例を見てみましょう。
アルバイト→お金を稼ぐため。周りから褒められるため。 =外的動機ずけ
仕事が好きだから。スキルアップしたいから。 →内的動機ずけ
ということになります。
私たちが目指しているのは、内的な動機による主体的な活動です。これこそが、剣道を楽しむ本質だと考えます。
そこで我々はスポーツ心理学の観点から内的動機づけをサポートします。